中国初の国家レベルビッグデータ総合試験区である貴州省は、国内向け計算能力保証拠点の構築を急いでいる。現在、スマート計算能力が占める割合は90%以上で、中国国内で国産化スマート計算リソースが最も多く、能力が最も高い地域の一つになっている。新華社が伝えた。
同省ビッグデータ発展管理局の呉啓疆副局長は「貴州省はデータセンターの『保存センター』から『計算・保存一体化、スマート計算優先』への高度化を急いでおり、華為(ファーウェイ)クラウドなどのスマート計算センターの建設を加速させている。これまでの計算能力の全体規模は31.76EFLOPS(エクサフロップス、1秒間に100京回実行できる浮動小数点演算の回数を指す)で、うちスマート計算能力は28.83EFLOPSで90%以上の割合を占め、総合計算能力レベルで国内の上位を占めている」と語った。
同省は産業基盤モデルを育成するため、シーン応用とデータセットの開放に注力している。白酒、炭鉱、化学工業、新材料、鉄鋼、非鉄金属、電力、建材の8つの重要業界、および都市のスマート化、農村のデジタル化、観光のシーン化、政府業務の円滑化という4つの重点分野について、モデルを構築している。