中国の有人宇宙船「神舟18号」の乗組員である葉光富氏と李聡氏、李広蘇氏は28日、約8時間半にわたる船外活動を実施し、宇宙ステーションスペースデブリ防護装置の設置や船外設備・施設の巡回点検などを完了した。今回は神舟18号の乗組員にとって初の船外活動となった。新華社が伝えた。
これまで、神舟16号の乗組員による船外活動時間は約8時間で、神舟17号の乗組員による2回目の船外活動も約8時間だった。今回の活動で中国の宇宙飛行士による1回の船外活動時間の記録が更新された。
2008年9月27日、神舟7号の乗組員は中国として初めての船外活動を実施した。その時間は約19分間だった。この時、宇宙飛行士の翟志剛氏は初めて宇宙遊泳した中国人になった。中国の宇宙飛行士による2回目の船外活動は21年7月4日で、神舟12号の乗組員が約7時間にわたる船外活動を完了した。
中国の宇宙飛行士はこれまで16回の船外活動を完了している。うち神舟15号の乗組員は4回で、単一の乗組員による船外活動回数の記録を打ち立てた。
中国有人宇宙プロジェクト弁公室によると、神舟18号の有人飛行ミッション期間中、複数回の船外活動と応用ペイロード船外移動ミッションが実施されるという。