中国内モンゴル自治区赤峰市の蒙宏新材料有限公司の実験室では、品質検査・研究開発技術ディレクターの王小力氏らが、新たに開発された猫砂サンプルのテストを行っていた。同市寧城県は中国の主要ベントナイト猫砂生産拠点の一つで、年間生産量は150万トンに達し、ロシアやマレーシアなど100以上の国・地域に輸出されている。新華社が伝えた。
同県はここ数年、科学技術支援の強化により、猫砂製品と生産ラインの刷新を続けている。
北京科学技術大学材料科学・工程学院の董文鈞教授によると「寧城猫砂」は高付加価値製品へと進化しており、無人生産ラインでは粉塵ゼロ、公害ゼロ、汚染ゼロを実現している。
蒙宏新材料の工場では、タイに輸出される猫砂が粉砕や乾燥などの工程を経て包装されていた。自動化された生産ラインについて王氏は「これは当社が独自開発した生産ラインで、原料の入荷から製品の出荷まで全自動・全密閉で行われ、無人化を実現した。製品はパイプによってメイン生産設備とシームレスにつながっており、中間汚染を回避し、猫砂製品の質をより確実なものにしている」と語った。
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