中国中車が開発したマレーシアETS3新型メーターゲージ高速列車がこのほど、湖南省株洲市の中車株洲電力機車(中車株機)でラインオフした。ETSとETS2に続き、マレーシア向けにカスタマイズ製造した第3世代新型メーターゲージ高速列車となる。科技日報が伝えた。
中車株機高速列車システム研究開発部の電気設計者である任沢文氏は、「列車は6両編成(動力車4両、付随車2両)で、座席数は312席、運行速度は時速160キロ、最小カーブ半径は100メートルとなっている。以前の世代と比べ、列車のバッテリー容量が24.5%上昇し、始動牽引力が284kNに達した。列車の始動加速度も14.2%向上し、急停車や急発進にも対応できるようになっている」と説明した。
同列車はスマート車掌運転補助システムを搭載し、線路の環境分析に基づき、より経済的な運転方法を選択する。列車・地上遠隔ワイヤレス伝送システムは、列車状態のリアルタイムモニタリングを可能にした。1回のメンテナンス期間が4.7日から1.2日に短縮し、よりスムーズで経済的になった。