中国初の完全水素エネルギー港の着工式が12日、山東省青島市で行われた。会場では山東港口青島港水素エネルギー港建設案が発表され、中国初の水素エネルギー港が着工した。科技日報が伝えた。
山東港口は青島港を利用し、港湾水素供給、高効率水素充填、水素使用安全管理制御の3つの体制を構築し、港湾水素エネルギー全産業チェーン一体化モデルなどにより、水素エネルギー産学研イノベーション発展プラットフォーム、水素エネルギー貿易ハブプラットフォーム、水素エネルギー港湾公共サービスプラットフォームの3つのプラットフォームを建設する。
青島港では水素エネルギーコンテナ専用トラック以外にも、自動化埠頭応用シーンに水素エネルギーを導入し、水素エネルギーにより自動化レール上ガントリークレーンを動かしている。2022年、青島港は中国初の全資格港湾水素ステーションをわずか3カ月で完成させた。同ステーションの1日当たりの水素充填能力は1000キログラム以上で、水素ステーションの水素充填量は累計80トンを超えており、炭素排出量を1000トン以上減らしている。