2024年06月17日-06月21日
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機械の導入で砂漠化対策がより効率的に

2024年06月20日

 中国内モンゴル自治区オルドス市ハンギン旗のクブチ砂漠にある砂漠化防止対策エリアでは、牽引式播種機5台が砂地を行き来し、溝を掘り、緑化用灌木の「檸条(Caragana korshinskii Kom.)」の種をまき、土をかぶせるなどの作業を行っている。新華社が伝えた。

 ハンギン旗林草局の李樹鵬副局長は「以前は檸条を担いで砂漠に行き、作業員が溝を掘って植えていた。1人が1日に植えることができるのは多くて500株だった。でも、今は機械を使って植えるようになり、1台につき1日に2万2000株を植えることができる。これにより、造林の効率が大幅に向上した」と説明した。

 河套地域(黄河が「几」字形に湾曲する地域)の南に位置するハンギン旗では面積の52.2%がクブチ砂漠となっており、砂漠化防止対策が急務となっている。同旗は今年、クブチ砂漠の北縁188キロで砂漠化を防止し、川を保護し、森林帯を作るプロジェクトを始動しており、流砂を固定させる機械や砂の移動を止めるために枯れ草などを地中に差し込む機械などを導入している。

 内モンゴル自治区林草局の陳永泉副局長によると、同自治区では今後も砂漠化防止の必要性に合わせ、作業効率が高い砂漠化防止対策用の機械・設備を開発して導入し、普及させる計画だ。砂漠化防止の方法も、以前の「人海戦術」から、機械を導入した「少数精鋭」へと切り替え、自然環境の保全・管理の質と効率を高めていくとしている。

 
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