中国の高速列車「復興号」が24日、2023年度国家科学技術進歩賞の特賞を受賞した。科技日報が伝えた。
2017年9月21日、復興号は京滬高速鉄道で時速350キロ運転を実施。その後、時速160~350キロの復興号シリーズ高速列車が次々と投入され、走行範囲は31省・自治区・直轄市をカバーし、中国の高速鉄道運行の主力車種となった。21年からはラオスやインドネシアなどへの輸出も始まった。
2023年末時点で復興号は1194編成が投入され、12編成が輸出されている。列車の安全営業距離は23億4000万キロに達した。
復興号は1人・100キロ当たりのエネルギー消費量を20%、車内の騒音を2デシベル減らし、安定性を8%高め、ハイレベルのメンテナンスサイクルを37.5%延ばし、100万キロ当たりの故障率を30%下げるという成果を上げた。
現在、環境に配慮した次世代高速列車「CR450」の開発が進んでいる。