中国計量科学研究院によると、国際度量衡局(BIPM)の公式サイトがこのほど、北斗衛星測位システムの時報モニタリング結果を発表した。これは北斗をベースにした時報サービスが国際的に認められたことを示している。光明日報が伝えた。
同研究院は、BIPMが指定した中国唯一の北斗時報モニタリング機関であり、今回の北斗時報モニタリングデータの主な供給源の一つとなっている。
衛星測位システムは現在、カバー範囲が最も広く、費用対効果が最も高く、世界で幅広く利用されている時報サービスシステムで、主に米国のGPS、ロシアのGLONASS、中国の北斗、欧州のガリレオなどがある。
2017年、同研究院はBIPMと契約を結び、北斗の時間転送およびその応用を共同で推進した。同研究院は北斗をベースにした大陸間時間周波数比較能力の検証、時間周波数測量・校正能力、時報モニタリングなどの面で重要な成果を上げ、時報モニタリングの技術的な基礎を固めた。22年にBIPMが北斗ベースのUTC比較リンク校正作業を開始。24年4月にBIPMは同研究院が実施する北斗時報モニタリング作業を評価し、同研究院が提供するすべての北斗時報モニタリング結果を採用した。