2024年06月24日-06月28日
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北斗システムを搭載した新型農機、収穫や播種がスムーズに

2024年06月25日

 中国山東省聊城市陽谷県では、気温の高い日が続き、平均降水量が例年より減少し、水が不足している。同県の「新農家」である趙善芹氏はここ数日、合作社の社員とともに太陽が照り付ける中で、畑を回り、水を補給している。人民日報が伝えた。

 趙氏は2013年に専業農機合作社を設立し、約56.7ヘクタールの土地を借り受け、小麦栽培を開始した。合作社は周辺の村から60人以上の農機操縦士を受け入れ、刈取機や播種機、トラクターなど計160台以上の農機を所有しており、小麦の収穫シーズンになると、村民に対して刈り取りや播種などのサービスを提供する。

 小麦のスムーズな収穫には、スマート刈取機が不可欠だ。1時間で約1.3ヘクタール近くの小麦を収穫でき、スピードが上がっただけでなく機械収穫による損失率が下がった。以前の小麦刈取機の損失率は3%前後だったが、北斗測位システムを搭載した新型刈取機は、高精度の測位が可能になった。「移動の軌跡と収穫面積をリアルタイムで把握し、刈り取り漏れや重複を防ぐことができる上、速度や刈り取り幅も調整でき、機械収穫による損失率は1%未満となっている」。趙氏は操縦席のディスプレイを示しながら、「ルートを計画し、作業幅や速度を設定し、そのルートに従って収穫すればいい」と説明した。

 夏の収穫を終えた後には、播種も急いで行う必要がある。「1粒ずつ均等かつ正確に種をまく。条間は60センチに保ち、種と肥料をまく状況を随時モニタリングしている」と述べた。

 
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