中国山東省青島市嶗山区でこのほど、中国第一汽車と青島市政府の戦略的協力協定の調印式と、第一汽車解放(青島)商用車開発院の除幕式が行われた。イベントでは中国初の液体水素燃焼発電牽引車である「解放藍途『星熠』」が発表された。科技日報が伝えた。
同車両は液体水素の燃焼により発電。100kg級の車載液体水素システムを搭載し、航続距離は1200kmを上回る。効率的なエネルギー管理、燃焼発電の予熱利用、液体水素冷却能力の回収・利用などの重要技術を実現し、100km当たりの水素消費量は8kg未満となっている。また、高強度のフレームや軽量化アルミサスペンションなどを採用しており、完成車の自重は9.4トンで業界最軽量クラスとなっている。
