中国の有人宇宙船「神舟18号」の乗組員は、4月25日の打ち上げから90日以上、宇宙に滞在している。葉光富氏、李聡氏、李広蘇氏の宇宙飛行士3人は心身共に良好な状態にあり、複数の宇宙科学実験・試験ミッションが順調に進んでいる。中央テレビ網が伝えた。
中国有人宇宙プロジェクト弁公室は7月28日、中国の宇宙ステーションの最新動画を公開した。「神舟18号」3人の乗組員はこのほど、骨量減少防護技術研究など一連の無重力防護実験を完了した。この実験は、骨量減少対抗装置や超音波検査、神経筋肉刺激装置などを利用し、宇宙飛行士の軌道上滞在期間中の健康を守り、各種宇宙実験・試験ミッションの円滑な実施を確保する目的で行われた。
乗組員は宇宙ステーションで、目と手の連携運動能力の変化法則の研究・テストも実施。宇宙飛行士の細かい操作制御の安定性、正確性、連携性の変化を研究し、今後のミッションの手順やマンマシンインタラクションの設計に参考を提供した。乗組員はこれまで、地上との連携により、2回の船外活動を無事に行い、宇宙材料科学や宇宙生命科学、宇宙医学などの実験・試験プロジェクトを安定的に進行している。
画像は人民網日本語版(CCTV提供)より