2024年08月26日-08月30日
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甘粛省のグリーン電力、初めて北京に供給

2024年08月29日

 中国の首都電力取引センターによると、甘粛省のグリーン電力が21日に初めて北京市に供給され、両地のグリーン電力取引が無事に行われた。北京市が市場取引により西北地域のグリーン電力を導入したのは今回が初めて。光明日報が伝えた。

 北京電力取引センターの取りまとめの下、首都電力取引センターと甘粛電力取引センターが協力し、「e-交易」プラットフォームを通じて甘粛省から北京市にグリーン電力を送る初の取引を実現した。北京の電力ユーザー30社と甘粛省の新エネルギー発電企業142社が今回の取引に参加した。成約電力量は2597万キロワット時(kWh)の見込みで、内訳は風力発電が31%、太陽光発電が69%だった。取引完了後、甘粛省のグリーン電力が超高圧送電ルートを通じて北京市の電力網に送られる。

「ダブルカーボン」(CO2排出量ピークアウトとカーボンニュートラル)の背景の下、北京市はエネルギーのグリーン低炭素化を急いでいる。同市の今年上半期(1~6月)の市場グリーン電力取引量は前年同期比7.5倍の40億5000万kWhだった。グリーン電力の供給が豊富になったことで、企業の購入がより便利になった。首都電力取引センターは北京電力取引センターと共に、北京に送電されるグリーン電力の供給源を持続的に開拓。新エネルギー余剰省(自治区・直轄市)や砂漠大型風力・太陽光発電拠点と協力し、省間ルートの余剰スペースを掘り起こし、プラットフォーム集約などの方法により、省間グリーン電力の集中入札取引を革新し、取引規模を拡大し続けている。

 
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