中国北京市で19日、人間と人型ロボットが共に走る世界初のハーフマラソン大会が開かれた。9000人以上の一般ランナーと20社近くのロボット企業が参加し、人間とロボットが21.0975キロメートルを「共に走って」競い合った。人民網が伝えた。
ランナーの隣で人型ロボットが走る光景は、海外から参加したランナーにも驚きを与えた。
メキシコから参加したアランザズ・パヤン・ロペス選手は、競技に参加したロボットに興味津々といった様子で、「まるで未来の世界に足を踏み入れたようだ」と感想を述べた。ロペス選手と一緒に参加したスイスのマティアス・ビンセント・ガーバー選手は「ロボットとマラソンを走るのは私たちが世界で初めてだ。今日、私たちはロボットと同じ舞台で競ったが、今後は人間とロボットが互いに補完し合い、私たちの生活がより良いものになることを願っている」と語った。
今大会の男子の部で準優勝したエチオピアのヤレド・デメケ・ツル選手は、ロボットと共に走った経験が印象的だったと言い、「非常に興味深く、未来にとって極めて意義深い」と述べた。

(画像提供:人民網)