中国広東省江門市近郊にある江門ニュートリノ実験施設(JUNO)が26日、2万トンの液体シンチレーター充填を完了し、正式にデータ収集を開始した。10年以上にわたる準備と建設を経て、超大規模かつ超高精度のニュートリノ専用ビッグサイエンス装置であるJUNOが稼働した。科技日報が伝えた。
中国科学院院士(アカデミー会員)でJUNO共同研究チームのスポークスマンを務める王貽芳氏は、「JUNO検出器の充填を終え、データ収集を開始できたことは画期的なことだ。これは、世界で初めて稼働した超大規模かつ超高精度のニュートリノ専用ビッグサイエンス装置であり、物質や宇宙の本質に関する根本的な疑問に答える手がかりを与えてくれるだろう」と語った。
中国科学院高エネルギー物理研究所が主導する重要国際共同プロジェクトであるJUNOには、17カ国・地域の74の研究機関から700人の研究者が参加した。JUNO検出器は広東省江門市近郊の地下700メートルに設置されており、53キロ離れた台山・陽江原子力発電所から放出されるニュートリノを検出し、従来にない精度でそのエネルギースペクトルを測定することができる。

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