中国浙江省杭州市でこのほど、同省初の「科技新小竜」発表大会が開催された。「科技新小竜」企業96社が公表され授与式が行われた。新華社が伝えた。
DeepSeek(ディープシーク)をはじめとする新興AI関連企業6社の「杭州六小竜」(他は宇樹科技、遊戯科学、雲深処科技、強脳科技、群核科技の計6社)は、浙江省のテクノロジー企業群の代表例とされる。浙江省科学技術庁などはさらなるコアコンピテンシーを備えた新鋭科技企業の発掘・育成を進めるため、今回のプロジェクトを立ち上げた。
会場では、「浙江省科技新小竜」96社が認定証を授与された。これらの企業は、約400社から選抜されたもので、牽引力、投資性、成長性などが際立っているという。
96社はAI(人工知能)、生命・健康、新材料・新エネルギーの3分野に分布し、AI関連企業が57%を占める。各社は産業チェーンの重要工程に関わる技術開発に取り組み、国産代替や技術面での主導的立場を目指しているという。例として、伯鋭鍶電子束科技有限公司は電界放出走査透過型電子顕微鏡を開発し、明度智雲(浙江)科技有限公司はAIによる創薬研究や生産の品質管理を強化したという。
研究開発投資については、96社の2024年の合計が47億3000万元(1元=約22円)で、平均研究開発投資比率は30%を超えた。研究開発人員の平均比率は48.7%で、半数以上の企業で技術チーム比率が50%を超える。特許およびソフトウェア著作権は累計9000件超、1社当たり平均で約95件となっている。
96社の2024年の総売上高は前年比48.7%増の187億3000万元だった。9割超の企業に直近3年の資金調達実績があり、うち9社は企業価値が10億ドル(1ドル=約156円)を超えるとされる。