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中共中央党校

1.概要

写真1

中共中央党校の外観写真 出典:OFweek産業研究センター

1. 名称:中共中央党校

2. 住所:北京市海淀区

3. ウェブサイト: http://www.ccps.gov.cn/

4. 発展の歩み

 中共中央党校は、1933年3月に創設された中央革命根拠地江西瑞金のマルクス共産主義学校である。1935年、中国工農紅軍が陝西北部に長征によって移動となったのに伴い、中央党校と改称された。1 937年に延安に移設され、1942年以降は毛沢東が中央党校の学長を兼任することとなった。1947年、中央党校は延安を撤退した。1948年、中共中央は高級党校の創設を決定し、これをマルクス・レ ーニン学院と改名し、劉少奇が院長を兼任した。北平(当時の北京)の解放後、マルクス・レーニン学院は北京に移設された。1955年、「中共中央直属高級党校」と改称された。1966年以降、文 化大革命期間中は運用が停止され、1977年に再開し、現在の名称となった。第11期中央委員会第3回全体会議の前後、胡燿邦の中央党校指導の時期には、「真理の標準」問題に関する有名な大討論が繰り広げられ、「 実事求是」(事実に基づいて真理を追求する)という党の思想路線の回復や党全体の事業の重点移動の実現を大きく後押しした。

2.研究能力

1. 研究分野

(1)幹部人材の養成に対する党中央の要請に基づき、中高級党政指導幹部の研修・訓練の主な手段としての役割を発揮し、省部級の指導幹部や地庁(局)級の主要指導幹部、若手候補幹部、県(市)党委書記、少 数民族指導幹部、理論宣伝の中堅人員を計画的に研修・訓練し、党校での学習期間における学習者の状況の審査を担当し、その使用について提言を行う。

(2)マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論を研究し、党の中心的任務と党中央・国務院の重大な戦略配置をめぐって、国内外の重大な現実問題と戦略問題に対する理論研究を展開し、教 育と社会実践に貢献し、重要な成果を中央の政策決定の参考とする。

(3)中央の委託を受けて高級研修班を開講し、中央の提出した重大な理論・戦略・方針政策問題を検討する。

(4)党政を担う幹部やマルクス主義理論の中堅人員を主な対象とし、中央の関連政策と学位と高等教育に関する国家の法規や手順に照らして、博士・修士課程の大学院生の教育や社会人大学院生の教育を展開する。 

(5)多チャネルを活用し、国外・海外の学術研究機構との往来と学術交流を展開し、国際学術シンポジウムを開催する。

(6)全国の党校に対する業務指導を担当し、省・市(地)両級の党校の中堅教師の研修事業と党校の教材と補習教材を編制する。

(7)党中央の求めるその他の任務を遂行する。

2. 人材資源

 中共中央党校の現校長は、中共中央政治局の劉雲山常務委員が兼任している。常務副校長は何毅亭、副校長は徐偉新、黄浩涛、趙長茂、王東京、事務局長は黄浩涛の各氏が兼任している。学 校の指導機構は校務委員会である。「マルクス主義理論」「哲学」「経済学」「科学的社会主義」「政治・法律」「中共党史」「党建設」「文学・歴史」の8つの教育研究部と国際戦略研究所を備え、教務・科学研究、組 織・人事、行政・総務などの職務部門を設けている。学習者の管理の面では、進修部(研修部)、培訓部(訓練部)、研究生院(大学院生院)の3部門を設けている。進修部は、省部級・地庁級の幹部や県(市)党 委書記の研修を担当する。培訓部は、若手の候補幹部と新彊・西蔵(チベット)などの少数民族幹部の訓練を担当する。研究生院は、マルクス主義理論学科の博士・修 士課程の大学院生と党校システムの教師の養成を担当する。中央党校はさらに、中央直属機関分校や中央国家機関分校、部隊分部、国有資産監督管理委員会分校などを設け、各階層の幹部の訓練を行っている。党 校全体の職員は1100人余りで、毎学期の在籍学習者は1600人前後である。

3.機構の予算

(1)中共中央党校の2015年財政支出金収支予算状況

 中央党校の2015年財政支出金による収支総予算は4億6359.17万元だった。収入はすべて一般公共予算支出金によるもので、政府系基金の予算からの支出金はない。収支のそれぞれの内訳は、財 政支出金収入は4億4459.17万元、前年の繰越金が1900.00万元、支出は教育支出が4億2379.67万元、文化・スポーツ・メディア支出が1999.50万元、住 宅保障支出が1980.00万元だった。

4.上級機関

 中共中央党校は1933年3月13日に設立された、中国共産党の中高級指導幹部とマルクス主義理論幹部に対する研修・訓練を行う最高学府であり、中国共産党中央直属の重要部門である。

5.付属機関

 中共中央党校部門の予算には、校本級予算、幹部教育学院予算、機関サービスセンター予算が含まれる。職務に基づき、中共中央党校の下には、マルクス主義理論部、哲学部、経済学部、科学社会主義部、政 治法律部、中共党史部、党建設部、文学歴史部、国際戦略研究所、弁公庁、機関党委、進修(研修)部、培訓(訓練養成)部、研究生院、教務部、科学研究部、組織部、離退職幹部局、研究室、財務行政管理局、図 書館など21の内部機関、幹部教育学院、機関サービスセンター、報刊社(出版)、情報センターの4つの所属事業機関がある。

6.機構の学術雑誌・主管学会など

 中共中央党校の学術雑誌には、『理論動態』『中国党政幹部論壇』『中共中央党校学報』『党政幹部参考』『理論視野』『科学社会主義』『中共中央党校報告選』『新戦略研究』『中国指導科学』などがある。 


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