2024年05月20日-05月24日
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ゼブラフィッシュの「宇宙飼育」が順調

2024年05月24日

 中国科学院の専門家は19日、軌道上水生生態系研究プロジェクトの進捗状況について説明した。生命生態実験モジュールは有人宇宙船「神舟18号」の乗組員によってモジュール「問天」の生命生態実験キャビネットに移され、現在軌道上で安定的に稼働しており、4匹のゼブラフィッシュは良好な状態にある。新華社が伝えた。

「神舟18号」は4月25日に酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。3人の宇宙飛行士とともに、4匹のゼブラフィッシュと4グラムの金魚藻も宇宙へと旅立った。これは軌道上で安定的に稼働する水生生態系を構築するため用いられ、中国の宇宙における脊椎動物の育成のブレイクスルーを実現する。

 中国科学院上海技術物理研究所の鄭偉波研究員は「宇宙飛行士は現在まで2回の水サンプル採取と1回の餌ケースの交換に成功した。ゼブラフィッシュは微小重力環境で、逆さ泳ぎや回転運動、円運動といった方向感覚の異常現象が見られる。科学者は今後、回収した水サンプルや魚卵などを用い、関連動画と結びつけて、宇宙環境の脊椎動物の成長、発達、行動への影響に関する研究を行うとともに、宇宙閉鎖生態系の物質循環研究にサポートを提供する」と説明した。

上海技術物理研究所(中国科学院傘下の研究所)
 
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中国科学技術ニュース 2024年05月

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