中国北京経済技術開発区(北京亦荘)は6日、北京小米(シャオミ)ロボット技術有限公司(小米ロボット)を迎え入れた。このほど発足した優必選ヒューマノイドロボット本部を加え、中国のヒューマノイドロボットのリーディングカンパニー2社が北京亦荘で相次いで「稼働」した。科技日報が伝えた。
開発区の関係者によると、北京亦荘には2社のヒューマノイドロボット完成機研究開発・製造企業、数社の基幹部品企業、1カ所の省レベルイノベーションセンター、1つの産業連盟、1つの市レベル基金、21カ所の特色産業パークが集結している。技術とイノベーションのシーン拡大に注力し、ヒューマノイドロボット産業エコシステムの整備を加速させている。
小米ロボットの関係者によると、同社は2023年4月に北京亦荘で登録された。小米集団内で生体模倣ロボット技術イノベーションや製品研究開発・産業化に特化した唯一の企業で、5年間で20億元(1元=約22円)を投資し、北京市初の汎用ヒューマノイドロボット完成機製品の研究開発、製造、そして応用モデルプロジェクトを完成させる。すでに数百人の研究開発体制を確立しており、その能力はモジュール、ハードウェアシステム、ソフトウェアシステム、OS、センサーの各部分をカバーしている。現在はヒューマノイドロボット製造システムの段階的な生産を推進中だ。
北京亦荘ではこれまで、3社の企業がヒューマノイドロボット製品を発表した。これにはCyberOne、優必選Walker S、北京ヒューマノイドロボットイノベーションセンターによるフルサイズヒューマノイドロボット「天工」が含まれる。