2024年01月15日-01月19日
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5G大規模応用、大規模モデル......キーワードで見る24年の中国経済

2024年01月15日

 2023年は「新型工業化」が中国経済の発展に関する流行語となった。中国工業・情報化部(省)情報技術発展局の江明濤局長によると、2023年1~11月、デジタル化研究開発・設計ツールの普及率は79%、主要工程のデジタル制御化率は60.9%に達し、デジタル化主導企業を意味する「数字領航企業」は58社、デジタル化・スマート化工場の建設数は1万近くとなった。

 デジタル化、スマート化、グリーン化は新型工業化の鮮明な特徴であり、製造業のモデル転換と高度化の重要な方向性でもある。

 江氏によると、2024年には「ダブル・ギガ」(5Gと光回線の通信速度1Gbps達成)の発展を深化させ、5Gの大規模な展開と応用を加速させ、「ギガ都市」の構築を推進する。また、スマート計算能力インフラの配置を加速させ、計算能力のコネクティビティを促進する。主要技術・コア技術の難関攻略を強化し、重要ソフトウェア、電子部品、基礎材料の供給水準を高めていく。

 2023年には、大規模人工知能(AI)モデルが急速に発展した。中国情報通信研究院はこのほど「大規模モデルの能力を引き続き飛躍的に向上させる」ことを「2024情報通信産業の10大トレンド」に入れた。中国情報通信研究院の王志勤副院長は「大規模モデルの製造業などへの応用については、データの質や大規模モデルの学習能力の向上が今後も必要となる」と述べた。

 工業・情報化部のデータによると、2023年11月時点で、中国の5G基地局の総数は328万2000カ所に達し、一定の影響力を持つインダストリアル・インターネットのプラットフォーム数は340を超える。王氏によると、2024年には「5G+インダストリアル・インターネット」が新たな発展段階を迎える。

 工業・情報化部や関連分野の専門家は、2024年を見据え、新型工業化の推進過程において、情報通信技術が先導的役割を十分に発揮し、デジタル技術と実体経済の深い融合を加速させ、国民経済の発展を物質的・技術的により強力に支える必要があるとみている。

 
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