2015年中央一号文件
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2015年中央一号文件(全文)

『改革イノベーションの取り組みを拡大し農業の近代化建設を加速することに関する若干の意見』

 2014年、各地区および部門は党中央と国務院の政策を確実に実施し、農村の改革力を高め、食糧生産量「十一年連続増加」を実現した。これにより農民の所得は急速に増加、農村公共事業は発展を続け、調和のとれた農村社会、および農村社会の安定成長と改革促進が実現、人々の生活に大きく貢献した。

 我が国の経済発展は新しい局面を迎えている。高速成長から長期の中高速成長に入り、経済成長速度が緩まる中、どのように農業の基本的地位と農民の所得増を維持させるかが大きな課題となる。また、国内の農業生産コスト上昇により多くの農産物の価格が国際市場を上回る中で、いかに農業保護政策を打ち出し国際競争力を高めるかということも重視しなければならない。さらに、我が国は過開発による農業資源の不足、深刻な環境汚染という制約の中で、農産物の供給と品質・安全の確保、農業の持続的な発展能力の向上に取り組まなければならない。自治体の流動資産回転率が高まり、自治体間連携が強化され、都市化の発展が進む中、都市と農村の共同繁栄を目指す新農村建設をどのように推し進めるかも、解決しなければならない重要な課題である。これらの課題解決は「三農(農業、農村、農民)」問題の解決に必要不可欠な任務である。「三農」問題の解決を全党の重点任務とし、最優先課題として動力を注ぎ込み、法律によりこれを保障し、中国の特色ある農業近代化を推進する。

 2015年、農業農村整備事業は党の十八大(中国共産党第十八回全国代表大会)、十八期三中全会(中国共産党第十八期中央委員会第三回全体会議)、四中全会(中国共産党第十八期中央委員会第四回全体会議)の理念を全面的に実践する。鄧小平理論、「3つの代表」論の重要思想、科学的発展観を指導の基とし、習近平総書記の一連の重要演説の精神を徹底し、経済発展の新常態に自発的に適応する。穀物価格の安定と増収、質と効率の向上、イノベーション主導型のすべての要求に基づき、農村改革を引き続き全面的に深化させ、農村の法治建設を全面的に推進する。新型工業化、情報化、都市化、農業の近代化を同時に推し進め、食糧生産能力を高めるとともに新たな潜在力を開発する。農業構造を合理化した上で新たなルートを開拓し、農業の発展モデルの転換における新たな突破口を見出す。農民の所得増により新たな成果を上げ、新農村建設に向け邁進し、経済社会の持続的で健全な発展を強力に支える。

 各級の党委員会や政府は全方向的な小康社会を作り上げ、社会主義の近代化という戦略に始まり、「三農」事業の指導者を強化、改善する。農業を軽視する傾向を排除し、勇敢に前進し、困難を打破し、農業・農村が良い方向へ進んでいくよう支える。各地区、各部門は農業農村発展の段階的特性と直面するリスクを深く研究し、「十三五」時期の農村改革発展の重大プロジェクト、重大工事、重大政策について科学的に計画を立て、まとめ、設計する。「三農」の各事業・政策を余すところなく着実に遂行するよう監督検査を強化する。党の民衆路線教育実習イベントの成果を強化・発展させ、業務改善を絶えず実施し、「三農」事業の力とレベルを向上させる。

 我々はしっかりと団結し、習近平同志を総書記とする党中央を取り囲み、革新を実現し、業務に真剣に取り組み、農村の改革発展を早め、豊かな社会を実現するために新しい貢献をしよう!


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