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【14-16】中国が米国超える国になると見る人49% 米調査会社の世界世論調査で判明

2014年 7月16日 小岩井 忠道(中国総合研究交流センター)

  米調査機関ピュー・リサーチ・センターが7月14日に発表した世論調査結果によると、中国が最終的に米国を越える超大国になるか、あるいは既になっていると見る人が世界で49%に上ることが分かった。3 4%は否定的な見方をしている。

  中国に対するこうした見方はほぼ世界共通で、特に欧州の米国同盟国に顕著にみられる。調査を行った欧州連合(EU)加盟7カ国でみると平均60%もの人々が、「中国が米国を越える超大国になるか、す でになっている」と答えている。「ならない」と見る人は33%のみだった。

  「中国が最終的に米国を越える超大国になる」と予測する人が最も多い国は、英国で53%で続いて中国自身の50%だった。3位以下は、ドイツ48%、スペイン46%、フランス45%とEU諸国が続き、そ の後に42%の韓国が入っているのが目を引く。続いてイスラエル41%、米国が39%で、米国人が中国をライバル国視している現実が伺える。

  日本は15%で、調査対象44カ国中、フィリピン10%、ベトナム12%に次ぐ下から数えて3番目の低い数字だった。

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