中国中車大連公司は8日、同社と西南交通大学が共同開発した次世代中低速リニア試験車両が、時速120キロ走行試験を終えたと発表した。同車両の最高走行時速は160キロ、最小平面曲線半径は50メートルで、最大100‰の登坂能力を持つ。北京日報が伝えた。
中低速リニア交通は、中等輸送量交通方式で、揺れと騒音が小さく、登坂能力が高く、小回りがきくといった特長を持つ。同時に速度・カーブ・登坂という3つの総合技術指標の実現は、その他の単一方式レール交通では実現不可能なものだ。
次世代中低速リニア列車は、最高走行時速160キロを実現する見通し。また列車とレールの結合振動を大幅に低減し、システムの競争力を高め、中低速リニアの適用範囲を広げる。レール交通方式により、時速160キロ以下の都市中規模乗客輸送の需要を満たし、都心と郊外の間の移動時間がより短縮される。