第13期全国人民代表大会第5回会議の2回目となる「部長通路」が、8日、開かれた。
科学技術部(省)の王志剛部長は、「新型コロナワクチンの研究開発について、中国では3つの不活化ワクチン、1つのアデノウイルスベクターワクチン、1つの組換えタンパクワクチンが条件付きで発売されている。MRNA、DNAワクチンという2本の技術ロードマップにも喜ばしい進展があった」と述べた。
王氏は、「薬品の研究開発においては、中国ではすでに1種類の総合的抗体薬が正式に発売されている上、3種類の低分子内服薬が第3相臨床試験に入っている。さらに別の総合的抗体薬、低分子薬、中医薬も積極的に研究開発中で、いずれも高い将来性を示している。ウイルスの持続的な変異について、広域スペクトラム薬剤の研究開発も積極的に進めている」と述べた。
王氏は、「中国の研究開発が比較的遅いのは、コロナ感染者が余りにも少なく、防護が余りにも優れている上、動的ゼロコロナ政策が行われているからだ。このため、多くの実験が国外で行われている」と述べた。