2023年08月21日-08月25日
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中国リモートセンシング大会、江蘇省常州市で開催

2023年08月25日

 中国江蘇省常州市で20~22日、第22回中国リモートセンシング大会が開かれた。開幕式には20人以上の中国科学院・中国工程院の院士(アカデミー会員)と外国籍院士のほか、中国のリモートセンシングテクノロジー界の専門家、学者、業界関係者合わせて約2000人が参加した。大会では長江デルタリモートセンシングデータ共有協力協定が調印され、長江デルタ地域は中国で初めてリモートセンシングデータ開放・共有地域になった。科技日報が伝えた。

 同大会は、中国のリモートセンシングテクノロジー分野で規模と影響力が最も大きな業界サミットとなっており、参加者は中国のリモートセンシング理論やテクノロジー、プロジェクト、応用などの最新成果を全面的に総括し、話し合った。また、第14次五カ年計画期間(2021~25年)と新たな段階におけるリモートセンシングの応用と産業発展のより良い推進、宇宙情報の効果的な役割、グローバル変化への積極的な対応、地域的対応への寄与、国民経済と社会発展を支援する新たな原動力の提供についても検討した。

 大会では2022年度中国リモートセンシング優秀成果、第1回高分解能応用地球観測技術イノベーションコンテスト、高分解能特別プロジェクト衛星応用優秀成果などの賞が授与された。国家リモートセンシングデータ応用サービスプラットフォーム(CPEOS)エコシステムの第1弾や「中国リモートセンシング発展常州宣言」が発表され、リモートセンシング応用や宇宙情報産業の発展を社会各界が共同で推進し、グローバルな変化と地域的対応に寄与することを打ち出した。

 国家航天局チーフエンジニアで国際宇航科学院院士の李国平氏は「軌道上にある中国のリモートセンシング衛星はすでに200基を超えている。業務サービス能力が大幅に強化され、性能指標に大きな飛躍があった。今後はリモートセンシング応用サービスを強化し、リモートセンシング衛星の産業構造の最適化や高度化を促し、良好な政策環境を構築して、商業宇宙飛行の発展を奨励し、国際交流・協力を深め、宇宙分野の人類運命共同体を構築する」と語った。

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