2023年10月23日-10月31日
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青海省、ユキヒョウの生息適地は約47万平方キロ

2023年10月24日

 18日に行われた青蔵高原(チベット高原)ユキヒョウ保護シンポジウム兼青蔵高原ユキヒョウ保護連盟設立大会の記者会見で、青海省が三江源(長江、黄河、瀾滄江の源流域)や祁連山など重要なユキヒョウの生息地を擁することが明らかになった。中央テレビニュースが伝えた。

 国際自然保護連合(IUCN)の最新のユキヒョウ評価によると、同省のユキヒョウの生息適地の面積は47万平方キロで、青蔵高原のユキヒョウの生息適地の25%を占めている。青海省には現在、ユキヒョウ約1200頭が生息しており、同省における生物多様性保護の成果を十分示している。

 ユキヒョウは中央・東アジアの高山における最上位の捕食者と象徴種で、「雪山の王」と称されており、高山の生態系が健康かどうかを示すバロメーターでもある。データによると、青蔵高原はユキヒョウの種の起源地で、ユキヒョウが現在最も主要かつ連続的にしている生息するエリアとなっている。

 
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