2024年08月19日-08月23日
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向家壩水力発電所、10年間の累積発電量は3500億kWh超

2024年08月22日

 中国長江三峡集団によると、向家壩水力発電所がこのほど、本格稼働から10周年を迎えた。同発電所の10年間の累計発電量は3500億キロワット時(kWh)以上で、これは標準炭消費量約1億500万トン、二酸化炭素排出量約2億8900万トンの削減に相当する。人民日報海外版が伝えた。

 同発電所は四川省宜賓市と雲南省水富市の境に位置し、「西電東送」(西部地域で発電した電力を東部地域に送電すること)の基幹電源所となっている。

 2018年には、向家壩の船舶昇降機が稼働し、これまでに累計1万8800隻以上の船舶がこの昇降機を通過し、800万トン以上の貨物が運ばれた。現在、船舶昇降機は1日あたり14時間の航行が可能で、1日の航行効率が向上しており、14時間で16隻、24時間で25隻の船舶通貨記録を達成している。

 同発電所のダムの最大高さは162メートル、洪水調節容量は9億300万立方メートルとなっている。

 同発電所は現在まで21回の洪水を食い止め、総貯水量は計56億5400万立方メートルに達しており、川沿いの都市の治水能力を高めている。

 
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