第9回世界IoT大会がこのほど、中国北京市の国家会議センターで開かれ、「世界IoEデジタル経済白書」が発表された。世界のIoT端末接続数は持続的な成長を遂げており、中国のIoT端末接続数は今年、30億台を突破する見込みとなっている。科技日報が伝えた。
同大会執行委員会の何緒明会長は「IoEデジタル経済は新しい世界を構築しつつある。IoTスマート技術が推進する世界のデジタル経済は現在、毎年20%の規模で高度成長している。今年の世界におけるIoT端末接続数は23%以上増加し、250億台を超える見込みだ」と説明した。
データによると、中国が今年完成させる5G基地局数は430万カ所を超え、モノの接続数は30億台を突破する見込みだ。デジタル経済の年間生産高は20%以上増の70兆元(1元=約21円)以上になる見通しだ。
世界IoT大会の何強事務局長は「IoTデジタル経済インフラ整備の投資額は現在、世界の総投資額の60%以上を占めている。世界のIoEハイレベルデジタル経済生産高は2030年までに50兆ドル(1ドル=約153円)を超える見込みだ」と述べた。
今回のIoT大会は世界の60カ国以上の政府機関の代表者や外交使節が参加したほか、世界IoT上位500社やIoTデジタル経済企業の代表者も多数参加した。