2023年07月17日-07月21日
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中国の第3世代原子炉「華竜1号」、海外3基目の原子炉が着工

2023年07月19日

 中国核工業集団によると、パキスタンのチャシュマ原子力発電所5号機(C-5)がこのほど着工した。中国がパキスタンに輸出した7基目の原子炉で、中国独自開発した第3世代原子炉「華竜1号」のパキスタン輸出3例目となる。人民網が伝えた。

 両国はこれまで6基の原子炉を協力して完成させており、現地に毎年約300億キロワット時(kWh)のクリーン電力を提供。これは標準炭の年間消費量938万トン、二酸化炭素の年間排出量2448万トンの削減に相当し、2億1000万本の植林に値する。C-5プロジェクト完成後、年間発電量は約100億kwhにのぼる見込みで、パキスタンのエネルギー構造をさらに最適化し、現地の経済・社会の発展を牽引する。

 中国商務部(省)対外投資・経済協力司の張力司長はこのほど、国務院新聞弁公室が開いた国務院政策定例記者説明会で「ここ数年、『一帯一路』構想の牽引により、中国企業は積極的に海外に進出し、対外投資協力を行っている。自社の発展を実現するとともに、進出先の経済・社会の発展と民生改善に積極的に貢献している」と述べた。

 中国電力企業連合会が発表したデータによると、2022年、中国の主要電力企業の「一帯一路」沿線諸国における投資・建設で、電力投資に関するプロジェクトは16件で、電力対外投資プロジェクト数全体の66.7%を占めた。実行投資額は約19億5000万ドル(1ドル=約140円)で、22年の中国主要電力企業の対外投資総額の57.7%を占めた。

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中国科学技術ニュース 2023年07月

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