中国の科学調査隊員3人が24日、ノルウェー・スバールバル諸島にある中国北極黄河基地に到着した。中国の科学調査隊員は今後約7カ月間にわたり、黄河基地で複数の科学研究調査活動を実施する。新華社が伝えた。
黄河基地の責任者である何昉氏は「今年は主に自然資源部(省)傘下の中国極地研究センターや、中国科学院傘下の機関、地方の大学などから集まった科学調査隊員41人が黄河基地に滞在する。基地で夏季に科学調査隊員が滞在するのは2020年以降初めてで、夏季67日、冬季154日の基地滞在を予定している」と説明した。
何氏によると、隊員は基地滞在期間中、9件の科学研究プロジェクトの調査活動を実施。研究分野には陸地生態や海洋生態、宇宙物理学、氷河変動モニタリングなどが含まれる。科学調査隊はまた、ノルウェーと協力し、北極の環境汚染物に対する共同調査・研究を行う。
中国は2004年7月に北緯79度のスバールバル諸島のニーオーレスンに、初の北極科学調査基地である黄河基地を設立した。中国は同諸島に北極科学調査基地を設置した8番目の国となった。
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