中国河北省の衡水湖畔でこのほど、「低空経済」(低空域飛行活動による経済形態)イノベーション応用シーン発表会が開かれた。発表会では低空環境スマート点検やドローンによる気象観測、森林草原火災の予防・調査・鎮圧など、37の技術イノベーションや共有検証、地域実証イノベーション応用シーンが発表された。科技日報が伝えた。
低空経済は中国の戦略的新興産業を象徴するもので、その発展には応用シーンのイノベーションが必要となる。衡水市党委員会副書記で同市市長の董暁航氏は発表会で「市内の桃城区では空域の優位性に基づき、航空製造や航空観光、航空サービスなどを一体化した全産業チェーン集積エリアをほぼ形成した。低空産業の生産高は20億元(1元=約21円)を上回る」と説明した。
イノベーションエコシステムの持続的な改善に伴い、同省では雄安鄚州空港の低空飛行サービス応用シーンや石家荘欒城の低空製造・飛行応用シーンなど、複数の低空経済シーンが生まれている。