2024年10月28日-10月31日
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中国農業科学院、3分野を強化し「南繁硅谷」を建設へ

2024年10月31日

 中国農業科学院は、農業生物遺伝資源の導入、表現型・遺伝子型の研究、南繁(南方地域における繁殖・育種)遺伝資源バイオセキュリティの各分野に焦点を当て、農業テクノロジーイノベーション、施設・設備、人材育成、国際協力、産業牽引、地域発展の支援能力を向上させ、「南繁硅谷(シリコンバレー、科学技術イノベーションが進んだ地域の意味)」の建設を後押ししている。新華社が伝えた。

 これは海南省三亜市でこのほど開かれた中国農業科学院南繁科学技術イノベーション活動推進会合で明らかになった。

 海南省は育種が盛んな地域で、中国農業科学院や海南省農業農村庁、三亜市人民政府などがここ数年、国家南繁研究院共同建設協力協定に署名し、研究施設や遺伝資源バンクを建設、使用している。種業イノベーションセンターも間もなく稼働する予定だ。

 今回発表された「海南における中国農業科学院の質の高い発展計画実施案」によると、2025年までに農業生物遺伝資源導入、表現型・遺伝子型研究、遺伝資源バイオセキュリティなどの分野で国際的影響力を持つ現代科学技術イノベーション体制を完成させる。35年までに世界的な農業科学センターを完成させ、動植物遺伝資源導入中継拠点と科学研究育種拠点の効率的な稼働と、自由貿易港体制の健全化・改善を支援する。

 中国農業科学院は60年以上にわたり多くの南繁拠点を建設し、稲やトウモロコシ、綿花など500種以上の新種を育成した。毎年1000人以上の科学研究者が海南との間を行き来し、育種のイノベーションに取り組んでいる。

 
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