中国四川省綿陽市がこのほど、行政、教育、文化観光、緊急安全対応の4分野で新たな人工知能(AI)応用シーンリストを発表した。科技日報が伝えた。
同市はスマート行政応用分野の一体化行政サービス能力向上プロジェクトを発表した。AI技術によってスマート行政サービスシステムを構築し、ターゲットスマート分類モデルを利用して行政電子データの分類を行うとともに、業務ルールや対応シーンの配置により、スマート申告とスマート審査・承認ができるようになり、手続きが簡略化される。
今回発表された3D科学技術体験館は、スマート文化観光分野でユーザーに独特なインタラクション体験をもたらす。AI技術により、未来の運動場、未来の小さな画家、無限空間の3つのインタラクション体験ができ、ユーザーに不思議なバーチャル体験を提供し、テクノロジーとアートの融合を実感させる。
同市では緊急安全対応管理能力を高めるため、消防安全サービスプラットフォームと火災リスク予測も発表した。消防安全サービスプラットフォームはモバイルアプリケーションフレームワークと微信(WeChat)の企業アカウントに基づき、消防安全自主管理ツールを無償で提供し、機関が消防安全主体としての責任を果たすよう支援する。
火災リスク予測は、主にビッグデータとAI技術を利用し、違反行為や気候・気温などのデータによりマシンラーニングを行う。綿陽市の主要エリア、社会機関、住宅団地などの動的で定量的な火災リスクのランキングを出し、火災リスクの高い対象リストを自動で定期的にアウトプットする。