広東省広州市の地下鉄駅の付帯商業スペースに29日、VR(仮想現実)で車の教習を体験できる店が登場した。店内はいかにも「ネットの人気スポット」といった内装が施されている。教習はすべてVR運転シミュレーション装置を使って行われるが、練習できるのは主にハンドル操作と運転感覚だという。この装置は教習コースと路上試験を行う一般道路の映像と環境が再現されているだけでなく、クラッチやブレーキペダル、ハンドル、レバーなど車のシミュレーション装置も装備されており、教習者はVRスコープをつけてバックでの車庫入れ、縦列駐車、坂道発進などの教習を受けることができる。ただ、VR運転ですべての教習ができるわけではない。現在教習所ではVRと実車を組み合わせて教習を行っており、より良い教習効果を得るために、教習者はVRで運転を一定期間練習した後、実車で路上練習をしている。教習費用は約5000元(約7万7000円)で、一般の教習所の費用とそう変わらないという。
第42回 アジア・太平洋研究会のお知らせ
「「中国製造2025」最終年を迎えた中国~産業高度化政策の現状と今後の展望」
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