中国海南省文昌市で4日、第2回「科技文昌」イベントが開かれ、海南省空天発射技術イノベーションセンターの除幕が行われた。中国新聞網が伝えた。
同センターは海南省宇宙技術イノベーションセンターに続き、文昌市に建設される新たな宇宙分野の省レベル技術イノベーションプラットフォームで、宇宙技術サポートと科学技術サービスシステムの構築を目指し、「宇宙+」産業クラスターの形成と発展を推進する。
同センターは海南国際商業宇宙発射有限公司が主導し、海南大学と北京宇航系統工程研究所が共同で創立。3機関が優位リソースを統合し、重要な共通性技術の開発を行い、科学技術成果の実用化・産業化を促進する。
海南国際商業宇宙発射の楊天梁董事長は「センターは、国家重要宇宙プロジェクト科学技術の模索・実践に焦点を当て、重要技術とイノベーションモデルを重点的に育成し発展させる。これには、打ち上げ作業フローの最適化・イノベーション、燃料注入技術の改良、海上打ち上げ・回収技術の模索、宇宙気象予報の強化、沿海地域の特殊環境に対応する耐腐食性技術などが含まれる」と説明した。