中国雲南省麗江市玉竜ナシ族自治県にある中国リモートセンシング衛星地上局麗江衛星データ受信局(麗江局)は、運用開始後初めての春節(旧正月)を迎えた。中国新聞網が伝えた。
衛星データの受信作業は365日、24時間停止することができない。麗江局の職員は春節連休中も家に帰ることができず、家族と一緒に新年を迎えることができなかった。標高2827メートル、都会から遠く離れた西南地域の辺境地で、彼らは新たに運用を開始してから約4カ月になる4セットの衛星アンテナ受信システムに付き添い、衛星地上局の安定運用を確保した。
麗江局の唐夢月局長は「国の重要科学技術インフラである中国リモートセンシング衛星地上局は、中国科学院空天情報革新研究院が建設と運営・管理を担当している。2024年9月下旬に麗江局が完成・運用開始したことで、西南地域の固定式衛星地上受信局の空白を埋めた」と説明した。
麗江局は周辺の山々による視界の遮りが少なく、地理的条件に優れており、都市部や人口密集地から遠く離れ、電磁環境が良好だ。同局は1セット目のアンテナ設置完了から今年の春節期間までに計6033回の衛星データを受信し、データ受信成功率は99.7%だった。
(画像提供:人民網)