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スマート検査ロボット、深圳税関で「勤務開始」

2025年02月20日

 中国広東省深圳市の前海媽湾スマート港税関危険化学品検査場では、スマート検査ロボットが自動で検査作業を行っている。科技日報が伝えた。

 この取り組みは、スマート技術によるリスク管理の強化を実現し、スマート通関地の建設を加速させるとともに、スマート税関の建設と「スマート税関による強国」行動を推進する具体的な措置となっている。

 税関職員の監視画面では、ロボットはまずコンテナ周辺の環境温度と有毒・有害ガスの検査を行っていた。作業環境の安全を確認してから自動的にコンテナや貨物の包装などの情報を識別し、企業の申告情報やバックエンドの標準データベースとのスマートな照合を行う様子が映し出される。このプロセスは数秒で終了し、最終的に職員が表示された情報を確認する。

 危険化学品の検査は高い危険性と専門性を伴うため、安全かつ高効率な検査は常に税関の重要課題となる。深圳税関通関地監督管理所検査管理課の孫志亮副課長は「我々はスマート検査ロボットを開発し、スマートモバイルプラットフォームにスマートカメラや各種センサーなどのハードウェアを集積し、複雑な作業シーンに適応させた。さらにスマート検査ロボットにクラウドブレーンを搭載した。ロボットは貨物の包装とラベル情報を迅速に抽出でき、瞬時に照合できるようにした。税関職員はリモート監視により検査作業を効率的に実施できるので、監督効果を高め、職員の安全をよりしっかり守ることができる」と説明した。

 深圳市華商聯物流報関有限公司の通関地事業部マネージャーの王柏平氏は「以前は1件の検査作業に平均1時間を費やしていたが、このロボットを導入してからは30分以内に短縮され、貨物もよりスピーディに通関できるようになった」と述べた。

 
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