2024年09月02日-09月06日
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中国のエネルギー利用効率が大幅に向上

2024年09月04日

 中国国家エネルギー局によると、中国はエネルギーの消費革命や供給革命、技術革命、体制革命を大きく推進し、大きな成果を上げた。エネルギーの利用効率が大幅に向上し、世界でエネルギー消費強度の低下が最も速い国の一つになった。人民日報が伝えた。

 エネルギーのグリーン・低炭素発展が新たな段階に進んでいる。石炭消費が占める割合は2013年には67.4%だったが、23年には12.1ポイント低下して55.3%となった。風力発電や太陽光発電、水力発電、原子力発電、バイオマスエネルギーなどの非化石エネルギー消費の割合は13年の10.2%から23年には17.9%に増加した。23年の再生可能エネルギー発電新規設備容量は世界の半分を超え、世界の累計設備容量に占める割合が約40%となった。

 エネルギーの安全で安定的な供給にも新たな飛躍があった。1次エネルギー生産量は13~23年に累計で35%増加。原炭生産能力が持続的に強化され、原油生産量が2億トンの水準を保ち、電力設備容量と天然ガス生産量が倍増した。風力発電設備容量は7600万キロワット時(kWh)から4億4000万kWh以上に増え、太陽光発電は1900万kWhから6億kWh以上に増加した。

「西電東送」(西部地域で発電した電力を東部地域に送電すること)能力が3億キロワット(kW)を超え、東・中部地域の電力消費の約20%を支えた。長距離輸送油ガスパイプラインの総延長は10万キロから19万キロに増加。国内の1人当たり世帯電力消費量は500kWhから1000kWh近くに増えた。

 
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