第四十三章 文化創新の推進
民衆の文化需要の新たな変化、新たな要求に適応して、国策に沿った主旋律を発揚しつつ、多様化を提唱し、精神文化製品と社会文化生活を豊富で多彩なものとする。
第1節 文化の内容形式の革新
現代中国の実践に立脚し、優れた民族文化を継承し、世界文明の成果を参考にし、国民の主体的地位と現実的生活を反映し、思想が深く、芸術が巧みで、民衆に喜ばれる文化作品をより多く創作・生産し、民 族の特色と国家水準が現れた重要な文化プロジェクトを支援し、国家芸術基金の設立を検討し、文化製品の品質を向上させる。学科体系、学術的な観点、科学研究方法のイノベーションを推進し、哲 学社会科学のイノベーション体系の構築を力強く推し進め、哲学社会科学イノベーションの新たなプロジェクトを実施し、哲学社会科学を繁栄発展させる。
第2節 文化体制構造の改革の深化
「公益性文化事業単位」(公共利益を目的として設立された文化関連サービスを行う「事業単位」)改革の推進を加速させ、「事業単位」のコーポレート・ガバナンス構造の構築を模索し、公 共文化サービスの運営構造を革新する。「経営性文化単位」(経営活動を行い一定の経営収入がある「文化事業単位」)の企業転換改革をさらに前進させ、現代企業制度を構築する。統 一的で開放され競争と秩序を備えた現代文化市場システムを整え、文化関連の製品と要素のさらに広範囲における合理的流動を促進する。文化管理体制改革の促進を加速させる。文 化関連企業の特徴に合致した国有文化資産管理体制および運営メカニズムを構築整備する。著作権に関する法律政策体系の整備を急ぎ、著作権の法執行・監督管理能力を向上させ、著 権利を侵害した海賊版の生産販売行為を厳しく取り締まる。