【23-009】中国科学院・工程院院士、2022年中国国内外科学技術進展ニュースTop10を選出
JST北京事務所 2023年02月03日
中国科学院と中国工程院(両院)が主催し、両院院士が選んだ2022年中国・世界科学技術進展ニュースTop10がこのほど発表された。中国青年報が伝えた。以下にその結果をまとめる。
〇国内の科学技術進展ニュースTop10(括弧内は成果発表のジャーナル誌)
1.中国天眼(FAST、500m口径電波望遠鏡)が重要な進展を取得 (nature誌、Science誌)
2.中国の宇宙ステーションの構築完成
3.トウモロコシ、稲の増産に係るコア遺伝子を発見(Science誌)
4.ボース粒子の奇妙な金属を発見・検証(nature誌)
5. CO2からブドウ糖・脂肪酸の合成に成功(Nature Catalysis誌)
6.中国最大の固体燃料運搬ロケット「力箭1号」が初飛行に成功
7.太陽探査衛星「夸父1号」が成功裏に打ち上げ、第1弾の画像を公開
8.海水におけるin-situ電気分解による水素製造の新技術(nature誌)
9.常態強磁場実験装置において重大なブレイクスルーを実現
10.エベレスト科学調査で多数の記録を取得
〇世界科学技術進展ニュースTop10
1.初めての完全なヒトゲノム配列が発表
2.人工心臓に関する研究に重要な進展を取得
3.史上初の銀河系中心のブラックホール画像が公開
4.小惑星の軌道変更に初めて成功
5.米国が核融合反応で初めて正味のエネルギー利得を達成
6.ジェームスウェブ宇宙望遠鏡が順調に軌道に到達、画像の地上への初転送が完成
7.世界初のEFLOPS級スーパーコンピューターが演算速度記録を更新
8.豚のコラーゲンから作った角膜によって患者の視力回復に成功
9.人工知能が新たんぱく質の設計加速に貢献
10.テトラニュートロンが存在する最も確実な証拠を発見
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