中国商用飛機有限責任公司が各方面の要素を検討した上で発表した情報によると、国産大型旅客機「C919」が5日、上海の浦東空港から初飛行することになった。ただし気象状況によっては延期の可能性もある。人民網が伝えた。
C919は初飛行に向け既に118回にわたる試験を完了しており、今年3月には専門家による技術審査に合格し、4月に飛行許可を得た。
それでは一般人はいつ、C919に乗ることができるのだろうか。新華網によると、これはC919の初飛行後のテスト飛行時間による。欧米など航空産業が発展している国では、新型機のテスト飛行期間と開発期間は1:1となっている。この比率に基づくと、C919は開発に7年をかけているため、テスト飛行も7年が必要だ。しかし中国飛行試験研究院は2009−14年の間に、初めて完全に米国の航空機安全・技術基準に基づき、中国が国際基準に基づき開発した独自の知的財産権を持つジェット機「ARJ21」のテスト飛行を行い、大量の経験を蓄積している。そのためC919のテスト飛行期間は大幅に短縮される。このことから一般人は2020年頃にはC919に搭乗できる可能性があるとみられている。
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