5G移動通信技術は医療健康分野での応用が着実に進んでいる。9日、中国科学技術大学附属第一病院(安徽省立病院)に取材したところ、中国国内初の5Gネットワークに基づくモバイルICU(救急搬送用ストレッチャー)の改造が先ごろ成功したことが明らかになった。中国新聞網が伝えた。
5G版のモバイルICUは、360度4 Kのパノラマレンズを搭載し、医療現場の画面をより鮮明に指揮センターに送ることを可能にしている。また5Gネットワークの高速と低遅延による伝送効率に基づき、車内におけるリアルタイムの治療状況や患者のバイタルサイン、カルテ情報、医療設備情報などの医療データのほか、車両の位置や道路状況などの情報をリアルタイムで更新し、画像伝送することを可能にしている。
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