中国中医科学院創立60周年国際学術発展大会が、このほど北京市で行われた。同大会の発表によると、中国は31省・922県で第4回漢方薬資源調査を実施した。全国1万9000人が参加し、新たに2属・32種が見つかった。今回の調査は、漢方薬資源状況の把握、漢方薬の動的モニタリング・栽培システム、漢方薬の種子・種苗栽培システムの構築、漢方薬資源と関連する伝統的な知識の調査を目的としている。人民日報が伝えた。
中国中医科学院は、1955年に設立された国家中医薬管理局の直属機関で、科学研究・医療・教育を一体化させた、先進的な設備と高い科学研究能力を持つ、中国で最大規模の学科が整った総合研究機関だ。17の研究所、6つの医療機関、1つの大学院、2つの分院、2つの製薬企業、中医古籍出版社を持ち、13種の漢方薬学術誌を発行している。漢方薬は世界の183カ国・地域に広がっている。中国は外国政府および国際組織と、83の専門的な漢方薬協力協定を締結している。
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