第175号
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定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その15)

2021年04月22日 辻野 照久(元宇宙航空研究開発機構国際部参事)

 今回は、定点観測シリーズの第15回目として、2021年1月1日から3月31日までの3か月間の中国の宇宙開発動向をお伝えする。

 2020年末までの第13次5カ年計画期間が終了し、2025年末までの第14次5カ年計画が開始された。今後5年間で、小康社会の総仕上げが進められ、宇宙強国建設に向けて有人宇宙活動や深宇宙探査が活発に行われ、宇宙インフラの整備のために再使用型ロケットが多用される時代になると予想される。

2021年第1四半期の世界のロケット打上げ状況

 本期間のロケット打上げ回数は、中国が8回(うち1回は打上げ失敗)、米国が11回、ロシアが5回、ニュージーランド(NZ)が2回、インドが1回で、全世界で27回(うち1回は打上げ失敗)であった。表1に2021年第1四半期の世界各国のロケット打上げ回数を示す。

表1 2021年の世界のロケット打上げ回数(第1四半期) ★は打上げ失敗(内数)
*1 米国の[ ]内はスペースX社の打上げ回数(内訳)
期間 中国 米国*1 ロシア 欧州 日本 NZ インド その他 世界計
1月-3月 8(★1) 11[9] 5 0 0 2 1 0 27(★1)

中国と米スペースX社のロケット・衛星打上げ状況

 この期間に中国は8回の打上げを行い、自国衛星14機(うち1機は失敗)を打ち上げた。軌道投入に成功した衛星のうち、地球観測衛星は10機、通信放送衛星は2機、技術試験衛星は1機である。このほか、中国企業のGSM Space社がドイツのOHB社に製造及び打上げを発注して、ニュージーランド(NZ)から打ち上げられた通信衛星が1機ある。失敗した打上げは北京星際栄耀空間科技有限公司(iSpace社)の小型打上げロケット「双曲線1」である[1]。「長征7A」は前回打上げに失敗したが、今回は2回目の打上げで初めて成功した。

 表2に中国の打上げに使われたロケットや軌道投入された衛星などの一覧表、表3にロケット種別による2021年3月までの中国の打上げ回数と衛星数を示す。

表2 2021年1月1日から3月31日までの中国のロケット・人工衛星打上げ状況
衛星名

国際標識番号

打上げ年月日

打上げロケット

射場 衛星保有者 ミッション 軌道
Tiantong 3 天通   2021-003A 2021/1/19 長征3B/G3 西昌 Chinasatcom 通信放送 GEO
GMS-T   2021-004A 2021/1/20 エレクトロン NZ GMS Space 通信放送 LEO
Yaogan 31D 遥感 2021-007A 2021/1/29 長征4C 酒泉 PLA 地球観測 LEO
Yaogan 31E 2021-007B
Yaogan 31F 2021-007C
Fangzhou 2 方舟 2021-F01 2021/2/1 双曲線1 酒泉 Space Ark 技術試験 打上げ失敗
Tongxin Jishu Shiyan 6 通信技術試験 2021-010A 2021/2/4 長征3B/G3 西昌 SAST 技術試験 GEO
Yaogan 31G 遥感 2021-014A 2021/2/24 長征4C 酒泉 PLA 地球観測 LEO
Yaogan 31H 2021-014B
Yaogan 31I 2021-014C
Shiyan 9 試験 2021-019A 2021/3/11 長征7A 文昌 CAST 技術試験 LEO
Yaogan 31K 遥感 2021-020A 2021/3/13 長征4C 酒泉 PLA 地球観測 LEO
Yaogan 31L 2021-020B
Yaogan 31M 2021-020C
Gaofen 12 02 高分 2021-026A 2021/3/30 長征4C 酒泉 CAST 地球観測 LEO
表3 ロケット種別による2021年3月までの中国の打上げ回数と衛星数、★は失敗(内訳))
ロケット種別 長征3B 長征2 長征4C 長征7A 長征5 快舟 双曲線1 外国
打上げ回数 2 0 4 1 0 0 1(★1) N/A 8(★1)
中国の衛星数 2 0 10 1 0 0 1(★1) 1 15(★1)

 2月24日に発表された「中国航天科技(CASC)活動青書(2021年)」[2]では、CASCが2021年に40回以上のロケット打上げを行う予定としている。

 同じ期間に米国ではスペースX社が9回の打上げで実に564機もの衛星を打ち上げた。四半期ベースで見て、スペースX社が単独で中国の打上げ数を上回ったのは今回が初めてである。特にライドシェアと呼ばれる多数の国の小型衛星の相乗り打上げで、同時に143機(うち米国117機)の衛星を打ち上げた。欧州諸国や日本などの小型衛星打上げ需要をまとめて吸引している。1段機体回収失敗が1回あったが、回収に8回成功しており、本期間だけで3回打ち上げた機体や9回目の打上げで回収にも成功した機体もある。その一方で野心的な新型ロケット及び大型宇宙船(Starship)の着陸試験は失敗が続いている。

宇宙ミッション1 地球観測分野

 第1四半期に打ち上げられた中国の地球観測衛星は「遥感(Yaogan:YG)31」9機[3]と「高分(Gaofen)12 02」[4]である。遥感31は長征4C型ロケットにより3機ずつ3回打ち上げられ、累計12機となった。「高分12 02」は高分シリーズの24機目で、合成開口レーダ搭載の「遥感29」の民生用とみられている。

 昨年開始された中欧共同の龍計画第5期(2020-2024)の研究プロジェクトは気候変動や海洋など10分野で55件あり、分野別のテーマと研究機関の一覧を参考資料として本文末尾に示す。

宇宙ミッション2 通信放送分野

 本期間に打ち上げられた中国の通信放送衛星は2機であった。

(1) 静止通信衛星「天通(Tiantong:TT)1-03」[5]

 1月19日に打ち上げられた移動体通信用の静止衛星で、静止位置は東経81.5度である。なお、これまでに打ち上げられた2機の天通衛星の静止位置は東経101度と東経125度である。

(2)GMS Space(GMS Zhaopin)社の「GMS-T」[6]

 GMS-T衛星はドイツのOHB社が製造したためドイツの衛星だという説もあるが、最終ユーザーが中国企業であるので、本稿では中国衛星としている。ミッションはインターネット接続を行うブロードバンド通信である。NZの射場から米ロケットラブ社のエレクトロンロケットにより打ち上げられた。ロケットラブ社は元々NZの企業であり、NZの射場からNZの宇宙活動法に基づいて打ち上げられているので、本稿では打上げであるとして米国とは異なるものとしている。同社は現在米国に本社を置き、今後はNZの2つの射点と米国のワロップス島射場から多数のエレクトロンロケットを打ち上げることを計画している。

宇宙ミッション3 航行測位分野

 既に航行測位衛星「北斗(Beidou:BD)3」の35機の衛星群が構築されており、応用範囲の拡大や顧客数の増加状況が今後の注目点になる。

宇宙ミッション4 有人宇宙活動分野

 第2四半期に打ち上げる予定の中国宇宙ステーション(CSS)の最初のモジュール「天和(Tianhe:TH)」打上げ用の長征5型ロケットは既に文昌射場に搬入された。

 有人宇宙船「神舟12号」打上げ用の長征2F型ロケットも製造・搬出準備が始まっている。

 1月6日、中国有人宇宙プログラム室(CMSEO)は、CSSの運用を支援するための低コストの貨物輸送システムに関する提案の募集について発表した。貨物輸送は既に貨物輸送船「天舟(Tianzhou:TZ)」による年2-3回の補給ミッションを予定しているが、CSSの運用及び利用フェーズにおける貨物輸送手段を充実させるため、天舟とは別に低コストの貨物輸送方法を模索し、天舟を補完する柔軟かつ効率的で多様な低コストの貨物輸送システムを構築したいようだ[7]

宇宙ミッション5 宇宙科学分野

(1) 火星探査機「天問1号」

 「天問1号」2月10日に火星周回軌道に投入された[8]。アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「Al-Amal」がそれより1日早く2月9日に火星周回軌道投入に成功したため、中国は世界で6番目(ロシア・米・欧州・インド・UAEに次ぐ)の火星周回達成国となった。着陸は5月に予定している。

(2)月探査機「嫦娥4号」

 「嫦娥(Chang'e:CE)4号」は3月21日に28日目の活動を終了した[9]。「玉兎(Yutu)2号」の走行距離は約683mに達した。

(3)月探査機「嫦娥5号」(月の試料は2020年12月に回収済み)

 試料回収カプセル分離後の嫦娥5号の軌道モジュールは、太陽-地球系の第2ラグランジュ点(SEL-2、地球から見て太陽と反対側にあり、地球からの距離は約150万km)へ向かって飛行している。

 1月18日、中国国家航天局(CNSA)は、中国科学院(CAS)と共同で、月探査機「嫦娥5号(Chang'e-5)」ミッションの国際連携記念式典を同日開催した[10]。同式典は、嫦娥5号の地上利用システムが設置されたCAS国家天文台(NAOC)で行われ、嫦娥5号の追跡管制で協力した欧州宇宙機関(ESA)、アルゼンチン国家宇宙活動委員会(CONAE)、ナミビア高等教育・訓練・革新省(Ministry of Higher Education, Training and Innovation)及びパキスタン宇宙高層大気研究委員会(SUPARCO)の4機関にCNSAから記念品が贈呈された。

(4)太陽天文台衛星「ASO-S」

 1月12日、中国科学院紫金山天文台(PMO)は、同国初の太陽探査衛星「Advanced Space-based Solar Observatory(ASO-S)」の打上げを2022年に実施すると発表した[11]。なお、ASO-Sは、2017年12月にCASが宇宙科学戦略的先導科学技術分野の特定プロジェクト(宇宙科学先導プロジェクト)として正式に承認された。ASO-Sのミッションは、太陽磁場、太陽フレア及びコロナ質量放出(CME)の形成メカニズムや相互関係を解明するため、全日面ベクトル磁力計(Full-Disc Vector Magnetograph:FMG)、ライマンアルファ線太陽望遠鏡(Lyman-alpha Solar Telescope:LST)、硬X線イメージャ(Hard X-ray Imager:HXI)などの機器を搭載し、太陽同期軌道(SSO、高度720km、傾斜角98.2度)で太陽観測を行う。質量は約1トンで、ミッション寿命は4年。

宇宙ミッション6 新技術実証分野

 本期間に打ち上げられた技術試験衛星は3機(うち1機は打上げ失敗)であった。軌道投入に成功した2機のうち1機は、長征7A型ロケットにより3月11日に打ち上げられた「試験(Shiyan)9号」[12]で、同ロケット初の打上げ成功となった。予定された近地点270km、遠地点35,991km、軌道傾斜角19.5度の静止トランスファ軌道(GTO)を現在も周回中である。ただ、試験9号は静止衛星とされているが、打上げ後1か月以上を経過しても依然として周期10時間余りのGTO軌道にとどまっており、バンアレン帯(高度2,000-20,000kmの放射線帯)を1日4回以上の割合で通過している。近地点は約480kmに上昇した。宇宙用部品・材料の耐放射線性試験を実施するミッションを含んでいる可能性もある。

 もう1機は静止衛星の「通信技術試験(Tongxin Jishu Shiyan:TJS)6号」[13]で、別名「火焔(Huoyan)」とも呼ばれ、既に同型機のTJS 2とTJS 5の2機が打ち上げられている。衛星の形状から通信実験ではなく、ミサイル早期警戒衛星ではないかと見られている。静止位置は番号順に東経55.5度、東経178.5度、東経178.6度となっている。

 軌道投入できなかったのは双曲線1号ロケットの2回目の打上げで搭載された北京航天方舟空間技術有限公司の「方舟(Fangzhou)2号」[14]である。

宇宙ミッション7 宇宙輸送分野

 2月5日、零壹空間(OneSpace)社は開発中の車載発射型「OS-X6B」ロケット(「重慶両江之星(Chongqing Liangjiang Star)」シリーズ)を中国西北部の射場から打ち上げ、580秒間の飛行で最高高度300kmに達し、ペイロードの分離に成功した[15]。サブオービタルの打上げで、試験項目をすべて達成し、打上げは完全に成功したとしている。同社はこの打上げシステムを「五箇一(5つの一)」と表現しており、ロケット本体、ロケット積載車両、地上局、無人航空機、発射台(PAD)がそれぞれ1つずつあることを示している。

参考資料:ドラゴン計画(龙计划)第5期の地球観測研究プロジェクト

 中国とESAが共同で実施するドラゴン計画第5期の地球観測研究プロジェクトは2020年に開始され、2024年までの4年間、10分野で計55テーマについて中国と欧州諸国の大学や研究機関が対をなして研究を実施する[16]。各分野の主要な内容と実施機関を下表に示す。

No. 分野 テーマ(一部簡略化) 中国機関 欧州機関
1 気圏 都市域エネルギー生成システムと再生可能エネルギーの統合による炭素排出削減効果の評価 国家気象局(CMA) 英・アルスター大学
2 中国の大気質に影響を与えるメカニズムとプロセスの理解を向上させるための地球観測の活用(EMPAC) 中国科学院(CAS)大気物理研究所 蘭・王立オランダ気象研究所(KNMI)
3 自然シナリオ上のSARデータスタックからの地球物理学的および大気検索 武漢大学(WHU) 伊・ミラノ工科大学
4 宇宙からの温室効果ガス監視 CAS大気物理研究所 英・レスター大学
5 先端的なハイパースペクトルおよびポリメトリック技術による温室効果ガスの監視 CAS合肥物質科学研究所 蘭・オランダ宇宙研究機関(SRON)
6 新世代の衛星観測による大気組成とエアロゾルに対する3次元の雲の影響 CAS大気物理研究所 蘭・王立オランダ気象研究所(KNMI)
7 校正と検証 基準を達成する欧州および中国の衛星高度計の絶対校正 国家衛星海洋応用中心(NSOAS) ギリシャ・クレタ技術大学
8 高空間分解能での全天候型地表面温度:検証と応用 電子科技大学(UESTC) 独・カールスルーエ(Karlsruhe)技術研究所
9 最初の中国のGNSS-Rミッションの校正と検証--BUFENG-1 A / B 中国空間技術研究院(CAST)西安 西・スペイン宇宙研究所(IEEC-CSIC)
10 RADCALNETサイト上でのSIトレーサブルな機器を使用した高解像度光学衛星のクロスキャリブレーション CAS 伊・ESA/ESRIN
11 SENTINEL-2/高分6の10m級地球観測データ検証にUAVSを活用(UAV4VAL) 武漢大学(WHU) 英・サザンプトン大学
12 AEOLUS/ACDL2のLIDAR観測データ品質改善のための検証とアルゴリズムの改良 中国海洋大学(OUC) 独・ドイツ航空宇宙センター(DLR)
13 CSES /Swarmの磁場とプラズマデータのクロスキャリブレーションと検証 国家地震局(CEA) 独・地球科学センター(GFZ)
14 中国のCO2測定センサーおよび欧州のTROPOMI / SENTINEL-5Pの検証(VCEX) CAS大気物理研究所 ベルギー・王立宇宙航空研究所(BIRA-IASB)
15 OLCIおよびCOCTS / CZI製品の検証、および中国と欧州の沿岸水域の動的および水質の監視におけるそれらの潜在的な利用 国家海洋局(SOA)
国家海洋技術中心
(NOTC)
仏・海洋学・地球科学研究所(LOG)
16 気候変動 汎第3極環境(CLIMATE-PAN-TPE)における水、エネルギー、および炭素循環の気候変動の監視とモデリング CAS青蔵高原研究所
(ITPCAS)
蘭・トゥエンテ大学地理情報科学・地球観測学部(ITC)
17 新開発の中国と欧州の地球観測データによる中欧の異常気象や気候事象の監視 国家気象衛星中心(NSMC) スウェーデン・気象水文研究所(SMHI)
18 北極海におけるビューフォート環流システムの海面変動の太平洋変調 CAS大気物理研究所 ノルウェー・ベルゲン大学ナンセン環境リモートセンシングセンター(NERSC)
19 データ分析 衛星時系列を使用した環境変化の自動識別 中国地質大学(武漢) フィンランド・測地研究所(FGI)
20 渦とサイクロンのビッグデータインテリジェントマイニングとカップリング分析 中国海洋大学(OUC) 英・インペリアル・カレッジ・ロンドン
21 深層学習を用いた高密度衛星画像シリーズの大規模な時空間分析 同済大学 ルーマニア・ブカレスト工科大学
22 複数データからの有義波高と指向性波スペクトル改善のための深層学習の研究と応用 国家海洋気象予測中心(NMEFC) 仏・気象庁(Meteo-France)
23 生態系 時系列のポリメトリックSARデータと断層撮影処理を使用した森林と植生地域の3D特性評価と時間分析 中国林業科学研究院(CAF)資源信息研究所 仏・レンヌ(Rennes)第1大学
24 中国-ESA森林観測(CEFO) 中国林業科学研究院
(CAF)
英・北部研究ステーション(NRS)
25 リモートセンシングによる草地劣化の検出と評価 中国林業科学研究院
(CAF)
英・リーズ(Leeds)大学
26 衛星データのデータ融合からの持続可能な森林管理のための森林パラメータと森林被害のマッピング 北京林業大学(BJFU) スウェーデン・農業科学大学(SLU)森林資源学部
27 水文学と雪氷圏 山岳高地の寒冷地の変化の調査 CAS空天信息創新研究院(AIR) スイス・スイス連邦森林・雪氷・景観研究所
28 災害監視とリスク評価のための地球観測 CAS空天信息創新研究院(AIR) 英・セント・アンドルーズ大学
29 3次元及び4次元のトポグラフ的測定と検証 武漢大学(WHU) 仏・ストラスブール大学
30 海面上昇による地上物と沿岸の自然災害のリスクの組み合わせの総合的分析 香港中文大学(CUHK) 英・リーズ大学
31 先端的地球観測技術を用いた地滑りの識別、移動の監視及びリスク評価 CAS空天信息創新研究院(AIR) 仏・バイオスフィア研究所(CESBIO)
32 中国と周辺地域におけるレーダ干渉による地震活動監視とリソスフィアの変形検出 CAS 青蔵高原研究所
(ITPCAS)
独・ユーリヒ(Julich)総合研究機構(FZJ)
33 スマートシティ及び持続可能な都市化のための地球観測に基づく都市サービス 自然資源部(MNR)第一海洋研究所(FIO) 独・アルフレッドウェゲナー極地海洋研究所
(AWI)
34 雪氷圏と水文学のリモートセンシング製品の検証と校正 西北生態環境・資源研究院(NIEER) フィンランド・気象研究所北極宇宙センター
(FMI-ARC)
35 海洋と沿岸地帯 新規および統合リモートセンシングアプローチによる沿岸および河川デルタ地域における世界的な気候変動、海面上昇、極端な事象、および地域の地盤沈下の影響 華東師範大学(ECNU) 伊・イタリア学術会議(CNR)環境電磁検出研究所(IREA)
36 沿岸および過渡的な水のための革新的なユーザー関連の衛星製品 CAS空天信息創新研究院(AIR) 英・スターリング大学
37 欧州と中国の衛星データを使用したアジア海域の内部波の調査 中国海洋大学(OUC) 独・ハンブルク大学
38 衛星高度計による中国海域と西太平洋海域の海洋動的環境モニタリング 自然資源部(MNR)第一海洋研究所(FIO) デンマーク・デンマーク工科大学(DTU)
39 レーダーリモートセンシングを使用した過酷な沿岸環境と海洋監視の監視 (MAC-OS) CAS空天信息創新研究院(AIR) 伊・ナポリ・パルテノペ(Parthenope)大学
40 CFOSAT、HYシリーズおよび複数の衛星データを使用した海洋環境災害の監視 国家衛星海洋応用中心(NSOAS) 仏・地球・惑星環境研究センター
41 変化する沿岸海洋環境のリモートセンシング(RESCCOME) CASリモセン応用研究所 独・ハンブルク大学
42 マルチセンサーからの海洋動的環境の相乗的モニタリング 自然資源部(MNR)第二海洋研究所(SIO) 仏・海洋研究所
43 熱帯低気圧のマルチセンサー分析 南京信息工程大学
(NUIST)
仏・海洋研究所
44 固体地球 地球観測データを用いた、重工業活動と自然現象による危険性と環境影響の監視 東北大学(NEU)
(遼寧省瀋陽)
伊・地球物理・火山研究所
45 地震ハザード評価と地すべり早期警報システムのための地球観測 自然資源部(MNR)第二海洋研究所(SIO) 英・ニューキャッスル大学
46 大規模で迅速な地すべりを検出および監視するための地球観測データの統合と、文化遺産の保存のための人工知能の利用 中国地質調査局(CGS)国土資源航空物探遥感中心 ポルトガル・トラスオスモンテス大学
47 考古学:考古学的保護と遺産サイト保護のための衛星SARの活用 武漢大学(WHU) 伊・イタリア学術会議(CNR)大気圏科学・気候研究所(ISAC)
48 並列計算を用いた地震変形モニタリングと電磁気異常検出(SMEAC) 国家地震局(CEA) 英・アルスター大学
49 持続可能な農業と水資源 作物の害虫や病気を監視・予測するための光学データの適用 CAS空天信息創新研究院(AIR) 伊・イタリア学術会議(CNR)気象研究所(IMAA)
50 食糧安全保障の観点で作物生産地域の水生産性を監視 CAS空天信息創新研究院(AIR) ベルギー・技術研究所(VATO)
51 持続可能な農業支援のために複数の衛星データから作物の成長情報を取得 国家気象衛星中心(NSMC) ベルギー・ルーヴァン(Louvain)・カトリック大学
52 灌漑用水管理改善のための衛星観測(SAT4IRRIWATER) CAS空天信息創新研究院(AIR) 伊・ミラノ工科大学
53 農業生態系の健康診断と持続可能な農業に向けた西欧の地球観測データの活用 江蘇師範大学(JSNU) 独・バイオ・地球科学研究所(IBG)
54 都市と環境 気候にやさしいスマートシティのための地球観測サービス 北京師範大学(BNU) ギリシャ・アテネ大学
55 持続可能で回復力のある都市のための地球観測データと深層学習(EO-AI4URBAN) ハルビン工業大学深圳研究生院(HITSZ) スウェーデン・王立工科大学(KTH)

以上


1. 2021年02月01日、新華網、双曲线一号第2发民营商业运载火箭发射失利

2. 2021年02月24日、CASC、航天科技集团召开《中国航天科技活动蓝皮书(2020年)》发布会

3. 2021年01月29日、CASC、长四丙火箭成功发射遥感三十一号02组卫星
  2021年2月24日、CASC、长四丙火箭成功发射遥感三十一号03组卫星
  2021年3月13日、CASC、长四丙火箭成功发射遥感三十一号04组卫星

4. 2021年03月31日、CASC、长征四号丙运载火箭成功发射高分十二号02星

5. 2021年01月20日、CALT、"十四五"首战告捷!长三乙火箭成功发射天通一号03星

6. 2021年01月20日、Space News、Rocket Lab launches secretive communications satellite for OHB

7. 2021年01月06日、CMSEO、关于征集"面向空间站运营的低成本货物运输"方案设想的公告

8. 2021年02月10日、CNSA、天问一号探测器成功实施火星捕获 中国首次火星探测任务环绕火星获得成功

9. 2021年3月22日、CLEP、嫦娥四号完成第28月昼工作,科研成果揭示巡视区石块来源

10. 2021年01月18日、CNSA、中国科学院联合举办"大使走进中国探月工程"活动

11. 2021年01月12日、中国科学院紫金山天文台、太阳,我们来了:中国第一颗综合性太阳探测卫星明年发射

12. 2021年03月12日、Gunter's Space Page、SY 9

13. 2021年02月05日、CASC、长三乙火箭成功发射通信技术试验卫星六号

14. 2021年02月01日、航空航天港、双曲线一号Y2火箭自酒泉发射失利

15. 2021年02月04日、微博、零壹火箭第4次点火,成功实现"一箭一车一站"快响发射

16. ESA、Dragon 5 cooperation - Projects

定点観測シリーズバックナンバー:

2016年10月12日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その1)

2017年04月21日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その2)

2017年10月26日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その3)

2018年04月13日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その4)

2018年10月18日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その5)

2019年01月10日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その6)

2019年04月15日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その7)

2019年07月17日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その8)

2019年10月16日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その9)

2020年01月21日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その10)

2020年04月28日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その11)

2020年07月13日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その12)

2020年10月15日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その13)

2021年01月19日 「 定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その14)