中国貴州省畢節市威寧イ族回族ミャオ族自治県雲貴郷でこのほど、新エネルギー車公共充電ポールが稼働した。これにより、広東省、広西チワン族自治区、海南省、貴州省、雲南省の南部5省(自治区)で充電インフラの郷・鎮フルカバーを実現した。人民日報が伝えた。
村民の林早富さんは最初のユーザーの一人になった。「新設された充電ポールにより、うちの新エネ車の充電がより便利になった」。今回の設置により、郷・鎮の平均充電サービス範囲は20キロほどに縮小された。
雲南省臨滄市滄源ワ族自治県班洪郷では、2本の公共充電ポールが完成すると、現地の新エネ車が増え始めた。同郷で暮らす新エネ車オーナーの田志成さんは「以前は自宅の充電ポールしか使えず、外出するたび充電の心配をしていた。それが今では公共充電ポールの常連客になった。公共の方が出力が高く、通常は30分ほどでフル充電できる」と語った。
南方電網公司は、郷・鎮の新エネ車充電の「ラストワンマイル」を埋めるため、今年9月末までに累計約80億元(1元=約20円)を投資し、南部5省(自治区)で10万本近くの充電ポールを完成させた。このうち4785の郷・鎮で完成させた充電ポールは3万3000本を超えている。5省(自治区)は「都市での面状、道路での線状、郷・鎮での点状」のフルカバー充電ネットワークを形成している。
充電インフラの急速な建設は、農村部における新エネ車の販売と使用を促進している。南方電網の統計によると、今年の南部5省(自治区)の郷・鎮充電ポールの充電量は、前年比66%増の2億6000万キロワット時(kWh)に達している。
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