ウルムチ市で変電設備のドローン赤外線検査を初実施

2023年10月30日

　中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市にある200キロボルト（kV）米泉変電所でこのほど、国網ウルムチ電力供給公司が変電設備ドローンによる赤外線検査を実施した。中国新聞網が伝えた。

　検査用ドローンは設定されたルートを迅速かつ安定的に飛行し、指定された設備の上空でホバリングし、高画質カメラと赤外線温度センサーを利用して変電所の重点箇所を複数の角度から撮影する。また、可視光・赤外線イメージングの2種類の画像を伝送し、設備の高所や上部にある欠陥やリスクの詳細な状況をはっきりと示すことができる。さらに、画像のスマート認識機能により、故障リスクを自動で識別・分類する。欠陥の処理を容易にし、点検の効率と質を大幅に高めている。

　城北変電運検センターの責任者である郝陽氏は「以前は人の手で赤外線温度センサーを使って検査していたが、点検に約2時間半かかった。現在はドローンを利用することで、約200カ所の点検がわずか40分で終わる。人による点検よりドローンの自動点検の方が詳細かつ効率的で安全だ」と語った。