2023年12月11日-12月15日
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再使用型ロケット「双曲線2号」の再飛行が成功

2023年12月14日

 北京星際栄耀空間科技(星際栄耀)によると、同社が開発した再使用型液体酸素/メタン検証ロケット「双曲線2号」の2回目の飛行試験が10日、酒泉衛星発射センターで行われた。試験は無事成功し、中国で初めてロケットを再使用した飛行が実現した。科技日報が伝えた。

 今回の試験飛行は高度343.12メートル、飛行時間は63.15秒で、目標横変位は50メートル、着陸位置精度は約0.259メートル、着陸速度は毎秒1.1メートル、着陸姿勢角は約1.18度、横揺れ角は約4.4度だった。ロケットの着陸は安定しており正確だった。

 同ロケットは11月2日にフルサイズ液体ロケット1段目の垂直離着陸と再使用飛行試験を無事完了した。星際栄耀は初飛行から20日以内にロケットの再使用メンテナンス・検査作業を終え、場所を変えて再飛行を行い、成功させた。

 今回のミッションでは、垂直離着陸・回収を終えたフルサイズ液体酸素/メタンロケット1段目の迅速な再使用能力、低空帰還、着陸技術の信頼性などを検証した。

 同一製品が2回連続で垂直離着陸飛行任務を無事終了したことは、中国の商業宇宙飛行が液体ロケットの再使用技術能力の重要なブレイクスルーを遂げたことを意味している。星際栄耀では中・大型再使用型ロケット「双曲線3号」の開発が進んでおり、今回の試験が開発作業に重要な技術検証を提供することになる。

 
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