中国の航天科工ロケット技術有限公司は13日、同社が開発した固体燃料キャリアロケット「快舟11号」のスペースを予約できるようになったと明らかにした。新華社が伝えた。
今回発表されたのは2023年第4四半期(10~12月)から24年第4四半期までの「快舟11号」ロケット5機の余剰貨物スペース。軌道の高度は530km、余剰輸送力はそれぞれ160kg、400kg、360kg、300kg、300kgとなる。
同社関係者は「市場に向けて余剰輸送力を公開することは、会社の商業宇宙飛行協力モデルを模索する一つの試みだ。このモデルは高信頼性、低コスト、急速対応の搭載打ち上げサービスを提供できる」と述べた。
「快舟11号」は中型固体燃料キャリアロケットで、ロケット全体に炭素繊維複合材料を採用。離陸質量78トン、本体直径2.2メートル、高度700kmの太陽同期軌道への輸送能力は1トン以上となる。世界共通の接続ポートを採用しており、全体的技術は固体燃料ロケットの世界トップレベルに達している。
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