2024世界ロボット大会が21~25日、北京市で開かれた。中国工業・情報化部(省)の辛国斌副部長は開幕式のあいさつで、「中国が保有するロボット関連の有効特許は2024年7月現在で19万件を超えており、世界の約3分の2を占めている」と述べた。中国新聞社が伝えた。
辛氏は「ロボットは『製造業の至宝』と呼ばれ、人工知能(AI)技術と実体経済が深く融合した重要分野だ。現在、新たな科学技術革命と産業変革が進み、世界のロボット産業はイノベーションが集中して活発化しており、ロボットの使いやすさや配置効率が著しく向上している。ロボットは前例のない広がりと深さで人々の生産や生活に溶け込み、社会をスマート時代へと急速に移行させている」と説明した。
中国は11年連続で世界最大規模の産業用ロボット市場になっており、過去約3年間の新規設置台数は世界の半分以上を占めている。製造業のロボット密度は作業員1万人当たり470台で、10年間で約20倍になった。サービスロボットは家庭サービスや医療・健康管理などの分野で大規模な応用が進んでいる。特殊ロボットは空・海の探索や緊急救助などの分野で重要な役割を果たしている。中国のロボット産業の売上高は年平均で約15%増加している。
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