中国国家統計局がこのほど発表した「新中国75年経済・社会発展成果シリーズ報告」によると、中国の研究開発者数はフルタイム換算で1991年から10倍増え、2013年に米国を抜いた。2023年には年間724万人に達し、11年連続世界一を維持した。新華社が伝えた。
統計によると、2023年の中国のR&D経費は1991年比233倍増の3兆3278億元(1元=約20円)で、年平均伸び率は18.6%だった。1985年の科学技術資金拠出制度の改革以降、中国国内の財政科学技術支出が安定的に増加し、2012年に5000億元、2019年には1兆元の大台に乗り、2022年は1兆1000億元に達した。
また、1996~2023年における基礎研究経費の年平均増加率は18.7%で、量子テクノロジーや生命科学、物質科学、宇宙科学などの分野で複数の重要な成果を上げ、有人宇宙飛行や月探査技術では世界のトップレベルにある。2023年末時点の中国国内の有効発明特許件数は401万5000件で、世界で初めて400万件を突破した国になった。
科学技術の進歩は、成熟する科学技術イノベーション体制の支えを必要とする。1949年に中国科学院が設立され、1966年ごろには中国国内の科学研究機関が1700以上に増えた。さらには第18回党大会以降、テクノロジー型企業、科学研究機関、大学等を主体とする協同イノベーションシステムが形成されるようになった。
サイエンスポータルチャイナ事務局が、中国の科学技術に関するニュース記事を人民網と共同通信の記事より選んで、日々届くフレッシュなニュースとしてお届けしています。
下記よりご覧ください。