2024年09月09日-09月13日
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国際月科学研究ステーションに新メンバー加入

2024年09月11日

 国際月科学研究ステーションがグローバル協力の新たなメンバーを迎えた。中国国家航天局とセネガル宇宙局は5日、「国際月科学研究ステーションの協力に関する協定」に署名した。深宇宙探査実験室は、スイスやセルビア、アラブ首長国連邦、インドネシアなどの10の研究機関と「国際月科学研究ステーションの協力に関する了解覚書」に署名している。新華社が伝えた。

 今回の署名については、安徽省で開かれた第2回深宇宙探査(天都)国際会議で明らかになった。

 中国が提案・発起した国際月科学研究ステーション大科学プロジェクトは「共同議論、共同建設、共有」との基本原則に基づき、グローバルパートナーとプラン論証や技術開発、プロジェクト建設、運用保守、科学研究、人材育成などを行う。そして、オープンで共有可能な科学プラットフォームと共同議論・共同建設型の協力プラットフォームの構築に注力する。

 中国深宇宙探査重要特別プロジェクトの呉艶華チーフデザイナーは会議で、国際月科学研究ステーションにおける6つの協力構想を世界各国に呼びかけた。そして世界各国のパートナーがプロジェクトの各段階や任務の各レベルで国際月科学研究ステーションの開発・建設に参加することを歓迎すると述べた。これには共同論証、任務レベル、システムレベル、サブシステムレベル、設備レベル、地上施設、科学応用、教育訓練という8つのプロジェクト協力が含まれる。中国はさらに国際協力委員会の設立や国際協力本部の建設といった10の措置を講じ、グローバル協力パートナーに向け、良好な条件を積極的に整えていくという。

 中国国家航天局は2017年、国際社会に向けて、国際月科学研究ステーション協力構想を打ち出し、広く注目を集めた。これまで10以上の国(国際組織)および40以上の国際機関が中国の関係部門と国際協力文書に署名している。国際月科学研究ステーションは、中国が各国と連携して、月面や月軌道、地上に構築する月と地球を結ぶ施設である。長期的には自律運用が可能で、短期的には有人参加ができるもので、拡張性があり維持可能な総合的な科学実験施設となる。

 
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中国科学技術ニュース 2024年09月

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